何か欲しいものがあると、
そっちに目がいきがちになって、
そればっかりが気になって、
既にあるものをおろそかにしてしまったり、
既にあるものを大切にできなかったりしてしまう。
でもふと自分の日常に目を向けると、
自分を笑顔にさせてくれるモノや、
安心を感じるモノって、
既にあったりして、
欲しいモノは既に持っているモノなんだなって思える。
今の自分にあるもの全て、一つ一つが感謝の形。
洋服だって、携帯電話だって、ベッドだって、
家族だって、友達だって、仕事だって、体だって、
すべてが感謝を具現化したもの。
とても多くの感謝がすでにある。
存在しているだけで、感謝しきれないほどの感謝がある。
そう観ると世界は感謝で出来ている。
感謝。
「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's」って映画をやっと観たんですけど、
今の時代に観ているからこそ見える普遍的なモノを感じました。
初めてかの有名なオードリーヘップバーンが動いている姿を見て、彼女の声を聴いた。
主人公は玉の輿に乗る事のみが目的のような人間で、
でも、とても素直で天真爛漫だからみんなが好きになってしまう存在。
愛が大切だと心の底では分かっていて、目の前にその愛があるのに、
そこには目を向けずにお金お金と走ってしまう。
いつも一緒にいた猫でさえも、
金持ちのところに行くために捨ててしまう。。
けど、猫がどれだけ自分が大切にしていて、どれだけ大切な存在だったか気付く。
失いかけて初めて気づく。
気付かせてくれる人がいる。ずっといた。
昔の映画って詰まんなそうだけど、
観てみると案外面白い。
ゴッドファーザーもそうだった。
CGもないし、今の映画には勝てないでしょって、
昔の映画の上に今の映画があるんだから、
昔の映画なんて観る価値がないなんて考えもあるけど、
やっぱり名作は時代を超えても名作なんだなと改めて感じた。
主題歌のMoon Riverも切なさや美しさが漂っていてめっちゃいい。